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26年5月期決算予想を上方修正 室町ケミカル


週刊経済2025年11月5日発行号

中間・通期ともに

医薬・化学品製造・販売などの室町ケミカル㈱(大牟田市新勝立町、青木淳一社長)は10月15日、2025年5月期決算の業績予想の上方修正を発表した。

中間期の売上高は前回発表予想の33億円から6・1%増の35億円、経常利益は4500万円から3・7倍の1億7000万円、通期の売上高は前回発表の65億円から9・2%増の71億円、経常利益は1億6000万円から約2倍の3億3000万円に上方修正。25年6月13日に健康食品事業からの撤退を発表したことに伴い、新規顧客の獲得が抑制され、既存顧客の離脱が進む可能性を想定していたが、撤退発表後の当該事業における受注状況が想定を上回る状況となった。現時点での当期中の生産スケジュールを作成し、中間期および通期の当該事業のおおよその売上金額の見通しが立った。また、中間期における医薬品事業及び化学品事業の営業利益額については、販売予定品目構成の変動により当初の計画を上回る見込み。加えて原薬主力品の1商品において需要の増加による受注が増加しており、医薬品事業の通期の売り上げ金額が増える見込みとなっている。その結果、中間期・通期において売上高と経常利益ともに前期発表を上回る見込みとなっている。