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26年3月期当期純利益を上方修正 黒崎播磨


週刊経済2025年7月30日発行号

商業施設、土地譲渡に伴う特別利益計上

耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)は6月24日、2026年3月期連結業績予想で当期純利益を前回予想の100億円から155億円(前期比23・7%増)に上方修正した。

投資資金の確保などを目的に、大阪府泉佐野市の商業施設「イオンモール日根野」と同施設の土地の譲渡に伴う固定資産売却益約75億円を中間期で特別利益として計上するもの。譲渡資産引渡日は7月1日。譲渡先は同社と資本、人的関係のない国内法人で、帳簿価格は6億2700万円。譲渡先、譲渡価格は非公表。なお、26年3月期では不動産事業での減収、減益を見込むが売上高、経常利益、営業利益の修正はない。売上高は1800億円(前期比1・2%増)、経常利益は150億円(同2・1%減)、営業利益は150億円(同6・5%増)を予想している。