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26年3月期当期純利益を上方修正 西部電機


週刊経済2025年8月20日発行号

有価証券売却益による特別利益計上

搬送機械、精密機械などの製造を手掛ける西部電機㈱(古賀市駅東3丁目、税所幸一社長)は7月31日、2026年3月期連結業績予想で当期純利益を前回予想の24億1000万円から28億2000万円(前期比20%増)に上方修正した。

2025年3月期から4カ年中期経営計画「Seibu Vision2027」が進行中で、資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた政策保有株式縮減の一環。同社が保有する上場有価証券の売却益6億900万円を中間期に特別利益として計上したもの。売却日は7月11日。なお、売上高、経常利益、営業利益の修正はなく、売上高は前期比8・2%増の361億円、経常利益は9・7%増の35億9000万円、営業利益は9・6%増の35億円を予想している。

同社は1939年2月設立。資本金26億5840万円。連結従業員数643人。2025年3月期売上高は333億5200万円。