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23億円をかけ熊本工場内に新自動倉庫 コカ・コーラ ボトラーズジャパン


九州での製品保管・供給の中核に

コカ・コーラ ボトラーズジャパン㈱(東京都港区、カリン・ドラガン社長)が、約23億円をかけて熊本市南区の熊本工場内に建設していた最新技術導入の新倉庫がこのほど完成し、2月28日から本格稼働した。
2016年5月から物流体制の最適化を目指して進めている「
プロジェクト」の一環で、九州エリアの製品保管・供給の中核となる大型物流倉庫。敷地面積は1万3824㎡。熊本地震で被災した旧南九州コカ・コーラボトリングの本社跡地に建設した新倉庫の延べ床面積は5561㎡。省スペースで高密度な保管が出来る仕組みをメーカーと共同開発し、従来の自動倉庫に比べて半分のスペースで同じ保管数量が確保でき、保管可能数量は1万2500パレット(500mlペットボトルで1600万本)の保管が可能となる。
熊本工場は2019年3月から、主に九州エリアを対象に阿蘇を採水地とした「い・ろ・は・す 天然水」の製造を開始。5月には充填ラインを増設し、製品を保管する倉庫が必要だった。同社のブルース・ハーバート執行役員SCM本部長は「熊本工場に最新技術の自動倉庫が完成した。この熊本工場と熊本倉庫を通じて、これまで以上に熊本の復興と発展に寄与していきたい」と話している。

2020年3月10日発行