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2026年分おせちを販売開始 久松


週刊経済2025年8月13日発行号

30万個目指す

おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田健吾社長)は7月1日、2026年新春分のおせち販売をインターネットと通販で開始した。

昨年末に22万5千個のおせちを販売した同社では、今年は前年比8万個超増の30万個弱の販売を目指す。純和風の料理が中心で高価格帯の宝寿箱(税込3万円)、大名(同4万円)など22種類を用意。一番人気の商品「博多」(同1万5800円)のほか、新商品の「六本松」「照葉」などを取り揃えた。販売価格は6500円〜4万円(同)。松田社長は「現在の卸個数約3万個を、5万個に増やす道筋は立てることができたので、今期中に8万個に伸ばしたい。将来的にはOEMだけで20万個に伸ばす計画」と話している。

同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商40億円。従業員96人(パート含む)。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。