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2021年分おせちで16万個を販売 久松


在宅増で売り切れ早まる

おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田健吾社長)は2021年分のおせちで、前年並の16万個を販売した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い在宅や巣ごも需要が増加したことで、おせちの受注ペースが例年よりも早まったほか、新規ユーザーが増加。今年は昨年好評だった、牛肉を使った食材だけを詰め込んだ「肉づくし重」(税込2万円)など16種類を用意。高価格帯の商品を中心に11月時点で売り切れる商品もあった。同社の主力である楽天やAMAZONなどのインターネット販売、自社販売サイト、ダイレクトメールでの通信販売のほか、協力企業への卸販売分が昨年よりも伸びており、同社では今後卸先を増やすなど、委託販売を強化していく。同社の松田社長は「今年は主力商品のおせちだけでなく、レギュラーシーズンの商品も増やしていきたい」と話している。
同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商23億円(2021年3月期見込み)。従業員25人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。

2020年12月22発行