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2020年内にIT活用宿泊施設を50棟展開 リクリエ


春吉2丁目に第2弾施設

ホテルの企画や民泊運営・管理代行業の㈱リクリエ(福岡市博多区博多駅前4丁目、中西孝行社長)は2020年内にIT活用の宿泊施設・スマートホステルを全国50棟オープンする計画を立てている。
今年7月に積水ハウス㈱と「最先端のIT技術を駆使した宿泊施設」に関する包括業務提携を締結し、第1弾として8月に同社施工の「トリップベース博多駅前」を、10月5日には第2弾として中央区春吉2丁目に大型の「グランドベース福岡」をオープンした。
グランドベース福岡はモントーレ天神南東側。重量鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は約800㎡。全室訪日外国人に人気のメゾネットタイプで、部屋数は6室。1室最大11人宿泊できる部屋もあり、定員は84人(同伴の子供含む)。宿泊客はフロントに置いたタブレットで自動チェックインが可能で、入室時はスマートロックに暗証番号を入力し開錠する仕組み。客室には高速無線Wi―Fiのほか、4カ国語に対応したタブレット端末を備える。同社では「今後もテクノロジーを生かした最大のおもてなしで、これまでのホテルとは一線を画した新たな宿泊スタイルを提供していきたい」と話している。
同社は2016年2月設立。資本金2000万円、従業員18人。宿泊施設・民泊物件「Airbnb」の運用代行をはじめ、ホテルの企画やIT技術を駆使した無人宿泊施設の全国展開を目指している。

2018年10月23日発行