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2013年にインドに草刈機の生産工場開設  筑水キャニコム    現地法人開設し東南アジア市場開拓へ


 産業機械運搬車、草地機械などを製造する株式会社筑水キャニコム(うきは市吉井町、包行均社長)は、2013年にインドに草刈機を製造する現地工場を建設する。
 インドには昨年から、現地の販売代理店を通じて農業機器を販売しており、同社の草刈機が小型で、斜面で作業がしやすい点がインド山間部のコーヒー農園に好評なことから、今後の市場拡大を見込み現地生産に乗り出す。
 場所は現在検討中で、設備投資額は約3億円を予定している。2013年中に着工、稼働を目指す。工場建設に合わせて全額出資の現地法人も開設する。海外拠点は中国に続き2カ所目。同社は昨年、米州事業部はじめ、中国、アジア、欧州の4事業部を開設し、海外展開を強化している。
 包行社長は「インド工場は東南アジア向けの生産拠点に位置付けている。2018年にはアフリカに拠点開設を予定し、現在、約40カ国との取り引きを2020年までに百カ国に拡大したい」と話している。
 同社は1955年12月設立。資本金3億4740万円。従業員数2百人。11年3月期の売上高は43億5千万円。
 包行社長はうきは市吉井町出身。1949年5月2日生まれの62歳。第一経済(現日本経済)大学卒。趣味はゴルフ、読書。