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2月15日から障がい者、高齢者専用駐車場  福岡県    利用証発行し1233施設で


 福岡県は、2月15日から障がい者などを対象とした専用駐車場「ふくおか・まごころ駐車場」制度を開始する。
 商業施設や公共施設に設置されている障がい者用駐車場などは、実質的に健常者も利用でき、管理が難しい状態にあることから、許可制の駐車場制度の施行に踏み切った。対象の利用者に「利用証」を発行し、駐車の際に提示する仕組み。利用者の状態によって、利用証が色分けされており、身体障がい者、知的障がい者、精神障がい者、高齢者、難病者は緑。車いすを常時利用し、自ら運転を行う身体障がい者は赤。妊産婦やけが人はオレンジで、有効期間を明記して発行する。利用証の申請は、県の福祉施設や区役所などで行い、申請後は即日交付される。
 同駐車場の登録数は、スタート時点で県内1233カ所。障がい者専用駐車場を設けている施設の多くが、同制度に移行した。福岡県障害者福祉課は「今後は九州各県でも利用できるよう、自治体間で連携して導入を促進していく」と話している。