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2月定期船客数は42%増の1万9400人 カメリアライン 2カ月連続のプラス、韓国客戻る
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旅客定期船運航・貨物運送事業のカメリアライン株式会社(福岡市博多区沖浜町、青野陽社長)が運航する博多―釜山間定期航路船「ニューかめりあ」の10年2月度の利用者数は、前年同月比42%増の1万9400人となった。
為替相場の安定により昨年旅行を控えていた韓国人旅行客の客足が戻ってきていることが要因。同月の利用者数は年間利用者数がピークだった07年と比べても同月比14%増。10年1月時の利用者数も前年同月比69%増の2万2000人と、今年に入り回復傾向が顕著になっている。同社の平野雄二旅客営業部副部長は「韓国客向けの安いプランが好調なので、今後もこの傾向が続けば」と話している。同船は、07年の年間利用者数23万3800人をピークに景気低迷の影響を受けて利用者数が減少し、09年は15万2000人となっていた。
同船は2004年7月に就航。定期航路船として週7便運航し、利用者のうちの約8割を韓国人が占める。総トン数は1万9961t。全長170m、幅24m、旅客定員は647人。同社は1990年4月設立。資本金は4億円、従業員数32人。