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2月下旬めどに中国・上海市に外食事業の海外1号店  JR九州とJR九州フードサービス    現地法人で


 九州旅客鉄道株式会社(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、唐池恒二社長)と子会社のジェイアール九州フードサービス株式会社(同区博多駅東1丁目、盛澤篤司社長)は12月21日、2月下旬をめどに中国・上海市に外食事業の海外1号店を出店すると発表した。運営主体は現地法人の「上海JR餐飲管理有限公司」(同市静安区延安中路、董事長・畑井慎司ジェイアール九州フードサービス株式会社取締役)。
 経済発展を続ける中国では市民の購買力の高まりに伴い、外食市場の拡大が続いている。同グループではこれまで九州と東京で展開してきた外食事業の経験、ノウハウを生かし、上海での外食事業を目指し昨年9月に現地法人を設立していた。場所は上海市の中心部に位置する静安区常熟路で、歴史ある静安寺や市民に人気の静安公園近く。店舗名は「赤坂うまや上海静安(じんあん)本店(仮称)」。業態は日本料理店で、「和」の空間が広がる戸建ての店舗で、新鮮な食材と水にこだわった安全・安心な料理が特長。昼間は手軽な定食、夜間は厳選した新鮮食材をシンプルに生かした「炭火・創菜料理」と「九州料理」をはじめ、東京の「赤坂うまや」で培った選りすぐりのメニューや上海オリジナルメニューを提供する。
 JR九州フードサービスは1996年8月設立。資本金4億21百万円。従業員994人(うち社員126人、8月1日現在)麺事業や居酒屋「うまや」、中国料理「華都飯店」など多店舗展開している。上海現地法人は、資本金2億円で、JR九州フードサービスが51%、JR九州本体が49%を出資している。