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19年度から日本リーグ参入が決定 フレッサ福岡


県内全域をホームタウンに

ハンドボールチーム運営の(一社)フレッサ福岡(糸島市波多江駅北3丁目、栗崎純一GM)は8月1日、日本ハンドボール機構(東京都、吉田 實会長)から2019年度シーズンからの日本リーグ参入の承認を受けた。県内初の国内ハンドボールトップリーグ加盟チームとなる。
同チームは15年10月に発足。選手はチームの農業生産部門として活動する農業法人・㈱いとしまやさいくだもの(福岡市中央区大名2丁目、泉可也社長)に入社。昼間は自社農地などで農作業をし、主な活動資金としている。チームは発足から約3年で下部リーグでの高成績や財務状況が整ったことを受け、承認された。来年秋の日本リーグから参入する。
それに伴い、来年度からチーム名を「ゴールデンウルブス福岡」に変更し、ホームタウンも福岡県内全域に拡大する。また、第一次産業とアスリートの雇用を推進する㈱スポーツベジタブル(泉可他社長)を19年度シーズンまでに設立し、同社が新チーム運営の母体になるという。新チームのオーナーとなるいとしまやさいくだもの社の泉可他社長は「将来的にはジュニアチームの発足や、農業以外の第一次産業と融合した取り組みをし、地域や多くの人に愛されるチームを目指す。選手一人ひとりが自分で稼ぐ力をつけるという新しいスポーツチームのモデルケースになれるよう成長したい」と話している。

2018年8月14,21日合併号