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17年12月期売上高が100億円突破 おお蔵


米国への輸出拡大、直営店が好調推移

中古時計や、バッグ、宝石などの卸売、小売、買付の㈱おお蔵(福岡市博多区博多駅南3丁目、古賀清彦社長)の2017年12月期売上高は前期比約23%増の106億円となった。

同社は「中古ブランド腕時計専門の卸売会社」という独自のビジネスモデルを軸に創業以来右肩上がりに成長してきた。前期は米国への輸出拡大や16年秋に出店した直営の新宿歌舞伎町店がインバウンド需要を取り込み好調に推移したほか、福岡市内での単独オークション「おお蔵市場」の開始なども寄与し、20億円の大幅増収を達成。設立13期目にして売上高100億円の大台を突破した。時計以外のバッグや宝石、近年はアパレルにも取り扱いアイテムを拡大する中、前期のアイテム毎の売り上げ比率は時計70%、バッグ15%、宝石15%だった。今期は2月に米国・ロサンゼルスに現地法人「OOKURA USAを INC.」を設立し米国でのさらなる拡販を図るほか、今年3月をめどに直営2号店となる東京・御徒町店をオープンし、さらなる増収を目指す。

同社は2003年3月創業、04年1月設立。資本金1000万円。従業員38人。16年12月期の売上高は86億1119万円だった。古賀社長は福岡市南区井尻出身。1971年の10月8日生まれの46歳。県立武蔵台高校—専門学校福岡カレッジ・オブ・ビジネス卒。地場アパレルメーカー、㈱ボストン‐ナインで4年ほど営業を経て、95年東京の大手時計販売店、㈱ベスト販売に転職。約7年間の在籍中、約4年間新宿本店店長を任される。03年帰福し、古賀商店を創業。04年1月㈲おお蔵を設立し(07年に株式会社に改組)、社長に就任。趣味はゴルフ。

2018年2月27日発行