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17年度の船価は10%増の約5440億円に 九州運輸局


九州・山口の造船実績

九州運輸局が10月12日付で発表した2017(平成29)年度の管内造船実績によると、建造量(完成ベース)は前年度比7%減の146隻となる一方、総トン数は同4・9%増の404万1000トン、船価は同10・1%増の5439億1000万円となり、新造船受注が回復基調にあることが分かった。
油槽船は増加したものの、貨物船やその他船舶の落ち込みが影響し前年比11隻減だったが、大型クルーズ船など高付加価値船舶の完成があったことなどから、総トン数、船価ともに前年実績を上回った。
受注量(契約ベース)は前年比83・1%増の54隻、総トン数は同7倍の211万1000トンと大幅増。16年度は構造規制や環境規制などの駆け込み需要の反動による低迷から、ばら積み貨物船を中心に大幅回復した。

2018年10月23日発行