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12月、留学生向け合同企業説明会を初開催 亜細亜未来開発事業協同組合


週刊経済2025年10月15日発行号

参加・出展は無料

外国人材の育成や就労支援を手掛ける亜細亜未来開発協同組合(福岡市博多区博多駅東、信田孝一代表理事)は12月4日、ホテルクリオコート博多で、留学生向けの合同企業説明会を初開催する。

同組合は、外国人向け日本語学校や専門学校の展開で1000人以上の学生数を誇る、学校法人東アジア学園の関連団体であり、同じくグループの関連会社で有料人材紹介事業を手掛ける㈱JAPAHAと共同で開催する。日本での就労や進学を望む外国人材と、人手不足に悩む企業とのマッチングを図ることが主な狙い。外国人材の傾向として、専門学校の卒業生ならば就労ビザへの切り替えが可能なので、日本企業への「就職」のニーズが高い一方、語学留学生の場合は基本として「アルバイト先」のニーズが中心であり、また企業側が技能実習生を探す場合は日本に滞在している留学生は対象にならず、本国にコンタクトを取る必要があるなど、学生・企業の双方で就労や人材獲得を目指す上ではさまざまな制度上の制約がある。同説明会では、地元の企業にそうした外国人材の獲得を目指す上での仕組み、ノウハウをレクチャーする狙いもあるという。学生は専門学生を中心に約100人を集める予定で、グループ系列校だけでなく地域の専門学校等からも参加を募る。企業・学校は30~50社程度の出展を見込んでおり、参加・出展ともに無料。

山田雅文専務理事は「当グループとしては、学生の就職や進学の受け皿となる地元企業・学校との関係を強化するのが狙いなので、多様な業界へ精力的に参加を呼び掛けていきたい」と意気込みを話している。