１１月、福岡市中央区大名に拠点 　東京のビットキー

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週刊経済2021年10月19日発行

数年後に数百人規模想定

㈱ビットキー（東京都中央区京橋、江尻祐樹ＣＥＯ、福澤匡規ＣＯＯ、寳槻昌則ＣＣＯ）は１１月、福岡市中央区大名１丁目のシェアオフィス「ｗｅｗｏｒｋ」内に拠点を設ける。本社以外の拠点は東京、宮崎、大阪に続く４カ所目。

同社は自社製スマートロックや関連アプリケーションの開発・提供、他社製品・サービスとの連携などを手掛け、主に関東・関西エリアでスマートビルやスマートシティなどを対象に取り組みを推進してきたが、今年から福岡エリアでの引き合いが増加。出張やＷｅｂ会議などで対応してきたが、今後福岡をはじめとした西日本エリアでの展開拡大を見込み、拠点を開設する。代理店や顧客のサポートを担う他地域の拠点との違いとして、福岡では製品やシステムの開発から、提案・導入、その後のサポートまでを一貫して実施できる体制を整える方針で、事業開発・製品開発を担う初期メンバーの募集を開始している。数人体制のシェアオフィスからスタートし、今後１年で数十人、数年後には数百人規模の拠点を目指す。

同社では「福岡ではマンションやオフィス、美容院、塾などさまざまな場所でスマートロック採用が広がっている。再開発が進む天神、博多などの中心地以外にも、スマート・スーパーシティへの取り組みに意欲的なエリアに注目している。福岡の拠点を、今後の地方都市での展開モデルにしていきたい」と話している。

同社は２０１８年５月設立。資本金は９０億３６９２万３００円（資本準備金を含む）。従業員数は２３０人。