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11カ月ぶりに負債100億円超の大型倒産 帝国データバンク


週刊経済2021年2月2日発行

福岡県の企業倒産集計12月分

福岡県の12月の企業倒産件数は前年同月比48・6%減(17件減)の18件と6カ月連続で前年同月を下回った。負債総額は、同390・1%増の187億8600万円と、2カ月ぶりに前年同月を上回った。負債100億円を超える倒産が11カ月ぶりに発生し、負債総額は100億円台と高水準となった。
業種別では、建設業(7件、構成比38・9%)が最多となった。以下、製造業、小売業、サービス業(各3件、同各16・7%)が続いた。前年同月との比較では、製造業、建設業で増加。卸売業(1件、同5・6%)、サービス業、運輸・通信業(1件、同5・6%)など5業種で減少した。
地域別では、福岡地区が前年同月比7・1%減の13件、北九州・筑豊地区が同58・3%減の3件、筑後地区は6年1カ月ぶりに発生しなかった。
福岡県の新型コロナウイルスの新規感染者数は1月6日に大幅増となり、1日で300人を超えたほか、近隣の県においても最多人数の更新が後を絶たなくなっている。現状、福岡県では、緊急事態宣言の再発出で首都圏からの往来が抑制される外的要因と県内の感染者数が急増したことにともなう外出自粛などの内的要因を抱えており、県でも緊急事態宣言が再発出されたことで飲食店にとどまらず波及して関連する卸売や製造にも更なる打撃を与えることになろう。長期化するコロナ禍の影響で、徐々に政府や金融機関による支援策の効果も薄れつつあり、新たな支援策を求める声が聞かれなか、さらに苦しい状況が続くことが予想される。

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