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10年度はNPO法人18社に7940万円を融資  日本公庫福岡支店国民生活事業    金額で前期比28・1増


 日本政策金融公庫福岡支店国民生活事業(福岡市博多区博多駅前3丁目、菅衡平事業統轄)は、2010年度の県内のNPO法人向け融資の実績を発表した。
 同事業では、地域で子育てや医療・福祉、環境の問題などを解決のソーシャルビジネスに取り組むNPO法人への融資を推進している。企業数は前年度比50%増の18件、融資額は同28・1%増の7940万円と、金額では3期連続で増加した。業種別では介護事業の社会的ニーズの高まりを受け「医療・福祉」分野が14件を占めた。また創業1年以内の業歴が浅い企業への融資も多く、約4割だった。
 11年4~10月では、前期比50%増の6件、融資額では同284%増の48百万円となっている。同事業担当者は「今年6月に福岡市と共催したソーシャルビジネスに関するフォーラムでは約百人の参加があり、関心の高さがうかがえた。今後もNPO法人などの資金需要に積極的に対応したい」と話している。