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黒土代表取締役創業者会長が相談役に就任 第一交通産業


週刊経済2022年4月12日発行

100歳の節目に勇退

第一交通産業㈱(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は3月30日に取締役会を開き、黒土始代表取締役創業者会長の相談役就任を決めた。
黒土氏本人から任期満了での取締役退任の申し出があり、これを受理したもので、6月下旬に開催する株主総会で正式決定する。2015年11月には代表権を一度返上し取締役創業者名誉会長に勇退したが、17年7月に代表取締役創業者会長に復帰していた。
同氏は大分県中津市出身で、1922(大正11)年1月31日生まれの100歳。大分高等商業学校(現大分大学)を徴兵のため中退。60年6月同社の前身・第一タクシー㈲を設立して社長に就任した。わずか5台のタクシーで創業し、その後M&Aで事業エリアと規模拡大を進め、2000年に福岡証券取引所に上場した。01年6月娘婿の田中亮一郎氏の社長就任に伴い、代表取締役会長に就任した。