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鶏卵相場の低下で売上高は106億円に減収  イフジ産業4~12月期


数量は増加、2ケタ台の増益

粕屋郡粕屋町の戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の18年4~12月期連結決算は、売上高が前期比2・9%減の106億9200万円、経常利益が同27・3%増の6億4000万円となった。
営業利益は同27・3%増の6億2300万円。純利益は同3・4%増の4億3500万円だった。主力の鶏卵関連事業では販売数量が主要販売先の製菓・製パンメーカー向けの販売が堅調なことに加え、冷凍食品メーカー向けの販売が増加したことなどで、前年同期比5・8%増と好調に推移。販売数量は増えたものの、鶏卵相場の低下に伴う販売単価の低下で、液卵売上高は同2・9%減の90億8700万円となった。加工品売上高は仕入販売の減少などで同16・6%減の3億8500万円。その他の売上高が4・4%減の2億9700万円。鶏卵関連事業全体の売上高は同3・6%減の97億7000万円となった。セグメント利益は、販売数量の増加や鶏卵相場の低下に伴う原料仕入単価の低下などで、同28%増の5億7500万円と伸びた。
子会社の日本化工食品の調味料関連事業では既存商品の販売増加などで、売上高は同6%増の9億3700万円。セグメント利益は同17・4%増の3600万円となった。
通期売上高は同1・2%減の142億2700万円、経常利益は同3・9%増の7億3700万円を見込んでいる。

2019年2月26日発行