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高齢者マンションでテレビ利用の管理情報配信 アリスネット パナホームとタイアップで


 インターネット機器販売、地域情報配信サービスの株式会社アリスネット(福岡市中央区白金一丁目、坂口慎一郎社長)は、高齢者向けマンションで、テレビを利用した管理情報配信システムを導入する。
 パナホーム株式会社(大阪市)が大阪府守口市に建設している高齢者向け賃貸マンション「サンリスタ守口」(五月竣工、五十二戸)へ、アリスネットの中心商品である、テレビ接続型のインターネット機器「canーD」と、ホームページ形式の入居者管理情報サービスを導入する。各種サービスの各戸への即時伝達や、館内サービス申し込みの受付業務な どに活用し、「サンリスタ」シリーズでの標準仕様となる。画面を開かなくても新着情報の有無が分かる「新着告知ランプ」、配信側がファクスを利用して簡単に情報更新ができる「ファクス情報配信サービス」など、入居者と管理会社や管理人の利便性を高める機能を通じ、従来の回覧板などと比べて情報伝達の確実性を高め、コスト削減を図れるものと している。
 アリスネットは一九八〇年二月設立、資本金三億九千百七十五万円、従業員は十二人。 インターネットによる地域情報配信サービスのほか、テレビ接続型のインターネット機器「CanD」の開発販売、各種ネット機器の販売などを手掛ける。二〇〇一年九月に、ソフトバンクグルー プの資本参加を受け、同グループに加わった。

2003.02.12 発行 週刊経済より