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高卒派遣を1,000人に倍増   キャリアメイツ   アデコグループとタイアップし


 地場大手人材派遣業の株式会社キャリアメイツ(福岡市中央区天神2丁目、武田明裕社長)は、今年度、高卒派遣事業で本体アデコグループとともに前年度倍増の1,000人の派遣を目指す。
 ここ数年で大学生の新卒派遣は浸透してきたが、高卒派遣事業は学校規則や保護者の反対などで規制が多く、事業化するのは難しいとされてきた。株式会社アデコ(東京都)では受入先メーカーとタイアップして、ひとつずつ問題をクリアしながら同事業のビジネスモデルを構築。昨年度は350の高校から500人の高卒予定者の採用を決め、今年4月から企業に派遣を開始した。同社が管轄する九州地区では100人弱の高卒者を契約社員として採用し、すでに現場に送り出している。採用段階から高卒予定者の適正・資質、やる気などを面接でしっかりとチェックして、派遣前には社会人としてのビジネスマナーなどを徹底して教育したという。アデコグループでは今年度倍増となる1,000人体制を計画しており、同事業のパイオニアとしてシェア拡大を図っていく。
 同社では、「少子化、あるいは団塊の世代の大量退職『2007年問題』などで労働人口の減少が問題視される中、その打開策のひとつとして企業に提案していきたい」と話している。
 同社は世界最大手人材ビジネス企業・アデコグループの九州地区フランチャイジーとして2000年4月設立、資本金は4億円、売上高は64億5,000万円(05年12月期)、従業員数は120人、就業派遣スタッフ数は約3,000人。拠点数は九州地区で9拠点。関連会社に人材紹介、教育研修事業の株式会社日本マンパワーがある。