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駅ビルの解体作業、3月末までに終了  JR九州    九州新幹線ホームでは補強工事


 JR九州(福岡市博多区博多駅前3丁目、石原進社長)は、昨年から着手していた博多駅ビル(博多口)の解体作業を3月末までに終了させる。
 駅ビル本体の解体工事は、内装部の解体工事が終了した昨年7月ごろから本格的な作業に着手。最上階に重機を搬入し、解体作業を行ってきた。2月13日現在、ビルの4階部分まで取り壊されており、3月末までに中央コンコース(2カ所)と空調関連の施設を確保し、作業を終了させる。終了後は、大型タワークレーンを搬入し、駅北側での躯体工事に入る。
 また、昨年12月、在来線ホームと九州新幹線ホームとの間で着工した九州新幹線ホーム工事は、一部でホームの基礎部分になる鉄骨が組み上げられているほか、つばめ改札口やマイング博多駅名店街の一部店舗を閉鎖し、ホームと線路を支えるための補強工事を4月下旬まで行う。
 新博多駅ビルは、地上10階建て、地下3階建てで、延べ床面積は約20万平方m。テナントには阪急百貨店や東急ハンズをはじめ、ティ・ジョイ(シネコン)の出店が決まっており、2011年春の九州新幹線全線開通と同時開業を目指す。