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香港マキシムグループと合弁会社設立  力の源カンパニー    5年間で30店舗計画


 ラーメン店「博多一風堂」経営、飲食関連コンサルティングの株式会社力の源カンパニー(福岡市中央区薬院1丁目、河原成美社長)は4月、香港の外食企業マキシムグループ(Michael Wu代表)と合弁会社を設立した。今後5年間で香港に30店舗、中国本土含めて80店舗の出店を計画している。
 会社名はIPPUDO Hong Kong Limited、資本金は3千万香港ドル(約3億1千万円)。マキシムグループは香港の外食企業最大手で、70以上のブランドと約6百店舗を展開。2000年には米コーヒー最大手の「スターバックス」と合弁企業を設立し、香港、中国で同コーヒー約110店を展開している。
 今回の合弁契約では、両社で資本投資を行い、同社が「博多 一風堂」のブランド力、商品開発のノウハウ、店舗体制づくりなどのスキルを提供する。マキシムグループは現地での流通や不動産のネットワーク、人材確保と育成、マーケティングを活用し、スピーディーな店舗展開を図っていく。合併1号店として九龍の高級ショッピングモール「Silvercord」内に、約百席の大型店をオープン予定。
 河原社長は「一風堂のラーメンの商品力に加え、ニューヨークやシンガポールで成功を収めたJapanese Fusionの料理も全面的に打ち出していきたい。香港、中国の人たちのパワーに劣らないぐらいの勢いでスピーディーに展開し、3~4年後には市場ナンバーワンを獲得したい」と話している。