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香港に海外初の個別指導塾を開校  スタンダードカンパニー    初年度で生徒100人目標


 株式会社SCホールディングス(福岡市博多区店屋町、吉田知明社長)の子会社で「個別指導塾スタンダード」を展開する株式会社スタンダードカンパニー(同所、吉田社長)は1月15日、香港に海外初となる個別指導塾「Wan Chai校」を開校した。
 国内での全国展開とともにアジアを中心とする海外での事業拡大を目指すもの。香港では2009年度から日本と同じ「六三三四制」に変更(義務教育も同じ小、中の9年間)。日本と違って小学校でも試験の点数が悪いと落第になり、小学校の内申書で学力別に進学する中学が決定されるという(香港政府観光局HPより)。集団クラスの学習塾に通ったり家庭教師にレッスンを受ける生徒も多いが、個別指導塾がないということから進出を決めた。同社はすでに11年9月に香港に現地法人「スタンダードカンパニー香港」を設立しており、複数の教室展開を視野にWan Chai校を運営していく。
 教室の場所は、香港島の中心街で商業、住居、官公庁が集積する湾仔(ワンチャイ)の商業ビル2階。教室の広さは約180平方mで、収容人数は最大42人。国内と同様に、基礎学力の向上に重点を置く授業方針で、対象は小学生から高校生まで。初年度で生徒100人を目指す。スタッフは社員2人のほか15人程度のアルバイトを採用する。
 姜発軍同社海外事業部主任は「個別指導塾という学習支援事業は香港にはなく、現地で多くの関心が寄せられている。良質なサービスを低価格で提供していきたい」と話している。