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食料品販売サイトを立ち上げ 久松


自社以外の製品取り揃える

おせち弁当製造、販売の㈲久松(糟屋郡粕屋町仲原、松田久美子社長)は、11月から食料品の販売サイトをECモール「楽天市場」内に開設する。
九州を中心としたメーカーや農家が生産する商品を取り扱う。同社は自社生産のおせちを主力に販売してきたが、新規事業として今回のサイトを手がけ、おせち部門以外の事業の底上げを図る。サイト名は「food&mall」。ネット上で反響の大きい、県産のイチゴなど生鮮食品などを取り揃える。松田常務は「インターネットを通じて商品を購入する『EC可率』の食品部門は、可率が高い家具に比べて5分の1程度とまだまだ低い。ネットだからこそ購入意欲が湧くような商品を取り揃え、おせち以外の部門を伸ばし、会社を強い体質したい」と話している。
同社のおせちは、自社工場で製造。昨年末は15万5000個販売した。楽天市場に書き込まれる購入者のレビュー(口コミ)の評価が高く、10年連続で楽天グルメ大賞おせち部門、3年連続でショップ・オブ・ザ・イヤーを獲得している。
同社は1986年8月設立。資本金300万円。年商17億円。従業員18人。2004年から通販サイト「楽天市場」で「博多久松」ブランドのおせちセットの販売を開始している。

2018年10月16日発行