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韓国のコリアパイオニクス社に約1億1,800万円を出資   昭和鉄工   韓国市場での販売拡大を目的に


 環境、熱源、放熱機器メーカーの昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)は9月14日、同社のFPD製造装置を販売する韓国のコリアパイオニクス社(KPC)に約1億1,800万円を出資することを決めた。
 液晶やプラズマディスプレイなどのフラットパネルディスプレイ(FPD)製造装置を韓国市場で販売拡大するのがねらい。KPCは半導体製造工程におけるガス浄化装置メーカーで、本社は韓国京畿道安城市、代表者は李永雨代表理事。1995年7月設立。売上高は232億ウォン(2004年度)。今回の増資で資本金は31億3,900万ウォンとなった。
 また、これを機に熱処理炉の製造に関する技術供与契約も締結した。出資額は10億7,700万ウォン(日本円で約1億1,800万円)で、同社はKPCの発行済み株式総数の約11.4%を持つことになる。
 同社では「KPCは韓国の半導体メーカーを熟知している。営業面、技術面ともに提携することで韓国市場での拡販を本格化する」と話している。
 同社は、1883(明治16)年10月に創業、1933年4月に設立、90年に福岡証券取引所に上場。資本金は16億4,100万円。売上高は161億3,600万円(2005年3月期)、経常利益は2億5,300万円。従業員は490人。