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震災の影響で顧客企業の生産能力が低下し減収赤字  昭和鉄工    11年3月期第1四半期決算


 熱源・空調関連機器メーカーの昭和鉄工株式会社(福岡市東区箱崎ふ頭3丁目、山本駿一社長)の2011年3月期第1四半期は、売上高が前期比6・1%減の22億73百万円、経常損益が1億3千万円の赤字(前期は38百万円赤字)となった。
 東日本大震災の影響による顧客企業の生産能力が低下したことで減収となった。損益面では、経費削減や原材料費低減に務めたものの、売上高の減少を補えず赤字幅が拡大した。
 事業別の売上高は、機器装置事業が1・5%減の14億89百万円。素形材加工事業は28・8%減の3億33百万円、サーモデバイス事業は1・3%増の4億51百万円。
 通期では、売上高は8・8%減の108億円、経常利益は64・7%減の3千万円を見込んでいる。同社では「震災の影響が輸出や国内民間需要に響き景気を圧迫している。固定経費の徹底した削減に取り組む」と話している。