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電車で産地からスーパーへ農産物を輸送、販売 西日本鉄道と西鉄ストア
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週刊経済2026年1月28日発行号
第一弾は朝倉産の「あまおう」
西日本鉄道㈱(福岡市中央区天神1丁目、林田浩一社長)とスーパーマーケット運営の㈱西鉄ストア(筑紫野市針摺中央2丁目、久保田等社長)は1月20日、西鉄電車沿線近郊で収穫された野菜や果物を西鉄電車に乗せて運び、沿線の「にしてつストア」店舗で販売する「にしてつベジフルTRAIN」の取り組みを開始した。
ベジフルTRAINでは、普段は贈答用や少量生産などで市場に出回っていない鮮度の高い農産物を環境にやさしい電車でスピーディーに輸送し、新鮮なうちに多くの人に食べてもらい、地産地消を促進する狙い。第一弾では、1月20日から2月20日までの火曜日と金曜日、朝倉市の柴山農園で採れたブランドイチゴ「あまおう」を西鉄小郡駅から高宮駅まで電車で輸送し、にしてつストア高宮店(高宮駅1階)で販売する。税込み価格は864円。
2026年度は、4~5月に三潴郡大木町の農業子会社・NJアグリサポート産の規格外いちご、6月に柳川市の杏里ファーム産のとうもろこし、7月にブラックシードレス、8月にシャインマスカット、9~10月にいちじく、10月に太秋柿、1~2月にイチゴ「あまおう」、3月に柑橘類(以上農家未定)を計画。今後は今年2月27日に開業する「レイリア春日原」でも販売を予定する。同取り組みで輸送する商品にはオリジナルのシールを貼り、地産地消に貢献する鮮度の高い商品であることをアピールしていく。
西鉄では2035年までの長期ビジョンで、農水産分野を新たな成長領域と位置付けている。昨年10月には九州を地盤に農業分野に特化した卸売などを手がけるヒノマル㈱(熊本市)を中核とするヒノマルホールディングス㈱(東京都)を完全子会社化するなど、これまで挑戦してきた農業生産から、生産者のビジネスサポートへと事業の軸を広げ、九州の主要産業である農業を起点に、地域の持続的な発展への貢献を目指している。

