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電気ビル共創館が来年2月上旬に完成  電気ビル    地上13階地下1階建て


 株式会社電気ビル(福岡市中央区渡辺通2丁目、蔵野八郎社長)が昨年3月から同所に建設している地上14階・地下2階建ての「電気ビル共創館」が、来年2月上旬に完成する。
 すでに外装作業が完了し、年内に内装工事を終える。計画通り進めば、年明けに1階の作業壁を取り外し、2月上旬までに建物の各検査や最終調整を行う。同ビルは九州電力グループが所有する同所の再開発計画「渡辺通りスクエアプロジェクト」の第2期工事で、総事業費は約150億円。延べ床面積は約3万8千平方mで、高さは08年に完成した地上13階地下1階の電気ビル北館(同)よりも約7メートル高い67・6メートル。5百人収容のホールや商業施設、上層階には九経連など経済8団体が入居するほか、一般企業の入居スペースを備える。同工事は地下を走る地下鉄七隈線への影響を考慮し、1階床を先に施工し、下層に向かって掘削を進めながら順次下層躯体を施工していく逆打ち工法と、上層の躯体作業を行いながら下層階の仕上げ作業を並行して行う積層工法を採用している。
 同社では「四季によって景色が変わる日本庭園や緑道など、1階の緑化空間の工事にも着手した。外壁が取れれば、より完成を身近に感じていてだけるだろう」と話している。