NEWS

  • 地域

電子マニフェストシステムを導入  エコアス    有機性汚泥専門処理業者では県内初


 ビル建築物環境衛生管理、汚泥処理、空気触媒事業のエコアス株式会社(福岡市博多区東那珂2丁目、大澤清和社長)は、3月から廃棄物管理のITツール「電子マニフェストシステム」を導入した。
 これは2006年7月の廃棄物処理法改正に伴い、環境省が掲げる「産業廃棄物の不法投棄および不適正の未然防止」のための電子マニフェスト(産業廃棄物管理票)普及に同社が賛同し、同システムを導入することで業務管理の効率化および適正処理の徹底、業界での差別化を図るのが狙い。2月14日付で財団法人・日本産業廃棄物処理振興センターから加入証を取得した。同加入証の取得は、有機性汚泥を専門とする処理業者では県内初となる。同システムは日本産業廃棄物処理振興センター管轄の「情報処理センター」を通じて、排出事業者、収集運搬事業者、処分業者3者間による一連の処理過程をIT管理し、情報共有化することで登録・事務報告および行政報告の簡素化、廃棄物処理状況の即時確認、過去5年間のマニフェスト情報データベース化などが可能になるという。同社では「近年、民間大手企業を中心に電子マニフェストシステムに対する動きが活発化しており、当社もいち早く取り組むことで電子マニフェストを活用したコンプライアンスに対応できる企業づくりを目指す」と話している。
 同社は2004年4月に設立、資本金1000万円。従業員数は30人。