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離乳食ブランドの展開を開始 クックチャムプラスシー


週刊経済2021年6月29日発行

第一弾は冷凍離乳食

総菜店展開の㈱クックチャムプラスシー(福岡市博多区博多駅前2丁目)は5月15日、離乳食D2Cブランド「モグニコbaby」の展開を開始した。
「日本の育児環境を少しでもよくしたい」という思いからプロジェクトをスタート。元NICU(新生児集中治療室)勤務で、日本チャイルドボディケア協会の蛯原英里代表が監修し、中村学園大学によるレシピ協力のもと商品を開発した。第一弾は冷凍離乳食「かいじゅうのごはん」で、野菜や米などの素材と出汁のみで作られた冷凍キューブ状の食品。冷凍により保存料はもちろん香料や着色料、苦味剤、発色料、漂白剤、防カビ剤、膨張剤なしの無添加で味と鮮度をキープできるという。開発直後のクラウドファンディングでは、目標額20万円に対して76万円が集まり、離乳食分野でのトップを獲得。種類は人参、ほうれん草、キャベツ、おかゆなどのペースト7種類で、価格は4品セットで税込4980円、出汁パック付7品セットは税込6980円、オンライン販売から開始している。
「子どもの舌が味を感じる力は大人の2倍近くあると言われている。一度覚えた味は忘れないので、この時期に多くの“正しく美味しい味”を体験することが食育とともに、健康な発育につながっていく」と話している。
同社は2011年10月設立。資本金500万円。従業員数430人(パート含む)。