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陸上自衛隊久留米駐屯地にセルフカフェを出店 サンドリアフーズ セルフ店の自衛隊出店は全国初


 自動販売機ベンダーの株式会社サンドリアフーズ(粕屋郡志免町別府字辻畑、末延宗大社長)は十月一日、久留米市高良町の陸上自衛隊久留米駐屯地にセルフサービス方式のカフェテリアを出店した。
 セルフ式店舗の自衛隊駐屯地出店は全国で初めてで、同駐屯地の要望に応えて出店した。店舗面積は三十五平方メートルで、客席は二十一席。自動販売機二台と同社が開発したセルフサービスのコーヒー販売システムを設置している。客単価は百円程度で、飲料、軽食を販売する。同社のシステム「ワールドコーヒークラブ」は特許を取得しているビジネスモデルを商品化したもので、豆の販売機、ミル、ドリップ機械を一体化したシステム。コーヒー豆を購入して、セルフサービスで豆を挽いて粉にして抽出する。
 末延社長は「店内はアメリカンスタイルの落ち着いた雰囲気で、多くの隊員の方でにぎわっている」と話している。
 同社は、一九八八年六月に設立、資本金は一千万円、従業員は五十六人。福岡県を中心に十九店を展開している。

2003.10.15 発行 週刊経済より