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関西エリアでのビジネス展開を検討  正晃    目標達成に向けエリア戦略を充実


 一般試薬ディーラーの最大手、正晃株式会社(福岡市東区松島3丁目、印正哉社長)は、関西エリアでのビジネス展開の可能性を検討している。
 同社は九州・山口の全県と首都圏、さらには中国・上海市、広州市に営業ネットワークを配し、基礎研究用試薬、化学工業薬品、理化学機器、医療用機器などを販売している。今年度からは売上高を単体で5百億円、グループで6百億円を目指す5カ年計画がスタート。「大きな目標達成のためにはエリア戦略の充実が不可欠」(印社長)としている。具体的には2009年にM&Aした理化学機器販売の株式会社バイオテック・ラボ(東京都墨田区)と、その子会社株式会社スクラム(同)が営業所を置いている大阪市を拠点に市場調査やビジネス展開の可能性を研究していく。印社長は「地元である九州エリアでの地域密着はもちろんだが、営業年数の浅い拠点やシェア率が低いエリアに対しては、今後ますます『ヒト・モノ・カネ』の注力図り、売り上げとシェアアップを目指す」と抱負を話している。
 同社は1950年設立、資本金は5千万円。売上高は417億円(2011年3月期)、従業員数は約450人。