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長浜加工場を約1・4倍に拡張リニューアル アキラHD
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週刊経済2025年11月5日発行号
今年11月中旬に完成予定
地場仲卸大手㈱アキラ水産などアキラグループの持ち株会社・㈱アキラホールディングス(福岡市中央区長浜3丁目、安部泰宏代表取締役CEO)は現在、福岡鮮魚市場西卸売場棟2階にある長浜加工場の拡張リニューアル工事を行っている。完成は今年11月中旬の予定。
同社グループではこれまで長浜加工場および古賀加工場(古賀市鹿部)の2拠点で加工生産してきたが、加工食品需要の高まりを背景に2工場を1カ所に集約。長浜加工場を拡充することで生産体制の強化および作業効率の向上を図るのが狙い。フロア面積は約495㎡から同660㎡に拡張するほか、新たに事務所(フロア面積約79㎡)を同フロアに新設。加工場の延べ床面積は同739㎡となり、旧工場の約1・4倍規模となる。リニューアル後は工場スタッフ40人体制でスタートし、来年度までには最低60人体制に増員する方針。
なお、古賀加工場については今年8月末に閉鎖しており、土地および建物を売却する計画。上田浩祐㈱アキラ水産社長は「単なる下請け作業を行うための加工場ではなく、今後は加工食品メーカーとして新たな商品開発に挑戦し、アキラブランドを高めることが重要。国産の海産物を積極的に活用し、季節に応じた商品を開発していきたい。来年には24時間3交代の生産体制も検討していく」と話している。
アキラホールディングスは2020年1月に設立。資本金は4850万円、従業員数は115人(グループ)。グループ売上高は164億円(2025年3月期)。関連会社はアキラ水産ほか、㈱コウトク水産、㈱安部水産、㈱一心、㈱アキラトータルプランニング、㈱四季海鱻(しきかいせん)、㈱ヒフミの7社で構成している。

