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長崎県諫早市に冷凍冷蔵倉庫着工   福岡運輸ホールディングス


週刊経済2021年4月13日発行

敷地1・5万㎡、来年4月完成予定

貨物運送、倉庫業の福岡運輸㈱(福岡市博多区空港前2丁目、富永泰輔社長)など傘下に持つ㈱福岡運輸ホールディングス(同所、同社長)は3月31日、長崎県諫早市に冷凍冷蔵倉庫を着工した。
来年4月完成予定。投資額は非公表。名称は「長崎物流センター」。グループ会社のナガサキロジスティクス㈱(長崎県諫早市、阿部浩明社長)が運営する。場所は、同市飯盛町平古場菖蒲田、諫早ICから南へ約8km。敷地面積は1万5809㎡、鉄骨平屋一部2階建てで延べ床面積は4230㎡。バース(トラックが接車し、荷物を積み下ろしするスペース)は12そろえる。CO2の自然冷媒の冷凍機を導入し、屋根には自家消費用の太陽光パネルを設置する計画もある。

ナガサキロジスティクスが運営する冷凍冷蔵倉庫は、本社工場や大村工場のほか、今回が5カ所目。

東京都多摩市の運送会社2社をグループ化

また、福岡運輸ホールディングスは、傘下の福岡運輸を通じて、3月30日、東京都多摩市の運送会社2社の全株式を取得した。
取得額は非公表。2社は、㈱サントス(東京都多摩市、山本秋彦社長)と㈱グリーンステージ(同、同社長)。福岡運輸によれば2社は兄弟会社で食品の店舗配送に強みを持つ定温物流企業。東京都町田市の自社拠点を中心に茨城、埼玉、神奈川、静岡に合計12カ所の拠点を展開する。福岡運輸ホールディングスは2社のグループ化により、関東一円に21カ所の物流拠点を持つことになり、ネットワーク網が強化された。
㈱サントスは2001年3月設立、資本金は1千万円。2020年3月期の売上高は25億400万円、従業員は329人。㈱グリーンステージは13年11月設立、資本金は500万円。20年3月期の売上高は5億3100万円。従業員は40人。
福岡運輸ホールディングスグループは、年商458億円(21年3月期)、従業員は1250人。