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鉄道や不動産好調で営業収益が5000億円突破 JR九州


週刊経済2026年6月3日発行号

営業利益と経常利益も過去最高に

九州旅客鉄道㈱(JR九州、福岡市博多区博多駅前3丁目、古宮洋二社長)の2026年3月期連結決算は、売上高にあたる営業収益が前期比10・1%増の5003億9300万円、営業利益が25・5%増の740億4000万円、経常利益が24・3%増の740億3200万円と5期連続の増収増益でいずれも過去最高を更新した。

営業収益は運賃・料金改定による鉄道旅客運輸収入の増加、保有物件売却や分譲マンション販売による不動産販売収入の増加で459億円の大幅増収。営業利益は150億円、経常利益は144億円の大幅増益だった。博多駅空中都市プロジェクト中止や「令和7年8月6日からの大雨」に伴い145億円の特別損失を計上したが、当期純利益は4・1%増の454億6800万円と5期連続の増益を維持した。

セグメント別では、運輸サービス事業は鉄道旅客運輸収入の増加などで営業収益が12・6%増の1906億6800万円、営業利益が96・7%増の239億7600万円。不動産・ホテル事業は不動産販売収入の増加などで営業収益が9・3%増の1566億9400万円、営業利益が9・3%増の344億300万円。流通・外食事業は外食業の収入増などで営業収益が7・1%増の718億1000万円、営業利益が11・2%増の38億7300万円。建設事業は工事の増加などで営業収益が10・4%増の1110億8700万円、営業利益が5・2%増の77億4000万円。ビジネスサービス事業は受注の増加などで営業収益が1・9%増の841億6600万円、営業利益が4・2%減の50億3700万円。

同社では前期の好決算と受けて、2027年度を最終とする中期経営計画をアップデートし、営業収益を当初の5300億円から5640億円に、営業利益を当初の710億円から810億円に見直すなど、各種数値目標を上方修正。中計2年目となる今期は鉄道旅客運輸収入の増加に加え、不動産・ホテル事業における不動産販売収入の増加などで営業収益が4・0%増の5205億円、営業利益が1・3%増の750億円、支払利息の増加に伴い経常利益が4・2%減の709億円、前期の特別損失の反動で当期純利益が13・5%増の516億円を見込んでいる。