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釜付メディカルを完全子会社化  キシヤ    グループ5社体制に


 総合医療機器商社の株式会社キシヤ(福岡市東区松島1丁目、楠田幸次郎社長)は4月22日、医療機器販売の有限会社釜付メディカル(鹿児島市小松原1丁目、釜付明社長)と資本・業務提携を締結、全株式を取得し完全子会社化した。
 循環器・心臓血管外科向けの医療機器販売に特化して事業展開する同社の強みを生かし、同分野の専門性を強化する狙い。釜付メディカルは1997年6月設立、資本金300万円、従業員15人(パート含む)。代表は釜付社長が続投し、取締役会長に楠田幸次郎キシヤ社長、取締役に緒方裕輔、友川雅治キシヤ執行役員が新任した。今回の子会社化で、病院物流支援業の株式会社ティーエッチエル(福岡市西区今宿東1丁目、徳永利隆社長)、整形外科向け医療機器販売の株式会社オルソ・メディカル(熊本市南区平田2丁目、柴田恭男社長)、産科、婦人科向け医療機器販売の大同医科器械株式会社(鹿児島市西千石町、上村慎一郎社長)と合わせてグループ5社体制となった。同社では「専門性強化に加え、総合医療機器販売や医療機関経営のサポートに関わるノウハウを取り入れていく」と話している。
 釜付メディカルの役員は次の通り。
 ▼代表取締役社長 釜付明▼取締役会長 楠田幸次郎(キシヤ社長)▼取締役 緒方裕輔(キシヤ執行役員)、友川雅治(キシヤ執行役員)
 キシヤは1910年創業、68年6月設立。資本金5000万円、従業員515人、2016年5月期売上高見込みは600億円。楠田社長は筑紫野市出身、1958年3月25日生まれの58歳、趣味はゴルフ、読書。