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都市計画道路「砂津長浜線・砂津長浜トンネル」開通 北九州市


週刊経済2022年6月7日発行

国道3号と199号を結節

北九州市は5月17日、北九州市都市計画道路「砂津長浜線」(砂津長浜トンネル)を開通した。
都市計画道路「砂津長浜線」は、片側2車線で国道3号側の砂津地区、国道199号側の長浜地区を南北に結ぶ全長720m(トンネル部分は310m)。総事業費は約340億円。これまで砂津地区と長浜地区はJR九州在来線、JR西日本新幹線により南北に分けられていた。同事業は、国道3号と199号の連絡を強化し、広域物流ネットワークの構築による物流の効率化や通過交通排除による小倉都心部の回遊性向上を目的に、鉄道高架下に地下トンネルの構築などによる整備を進めてきた。人道トンネルは整備中で24年度の完了を予定している。
事業は1999年度から着手、用地買収を経て2005年度に着工。23年の歳月を経て完成した。市街路課の担当者は「鉄道線路との離隔距離が短いといったこともあり、国道の車線付け替えや、地下の推進工事などに時間を要した」と話している。