NEWS

遠隔水位監視ソリューションに新機能 Braveridge


週刊経済2025年7月16日発行号

撮影画像で周辺状況把握が可能に

電子製品卸、電子部品機器製造・開発・設計の㈱Braveridge(福岡市西区周船寺3丁目、小橋泰成社長)は6月26日、遠隔水位監視ソリューションに「水位連動撮影機能」を追加した。

遠隔水位監視ソリューションは小河川や用水路、道路アンダーパスなどに冠水センサーを設置することで水位の変動を監視し通知を受け取れるシステム。新たに追加した「水位連動撮影機能」は、あらかじめ設定した水位に達すると現場に設置したカメラが自動で周辺状況を撮影する。パソコンやスマートフォン上のWebアプリケーションで管理可能で、台風や豪雨の際に水位データだけでは把握しきれない現地の状況を遠隔地からも確認することができる。対応製品は「冠水監視システム」、「ため池管理システム」で、代理店を通して販売している。今年度の導入目標件数は約250件。自治体での採用が多く、全国18都道府県260カ所に設置している。このほか、浸水対策が必要な工場や倉庫、商業施設、マンションなど民間での導入も進めている。

同社は2004年設立。資本金1億円。従業員は78人(25年7月)。