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道路走行可の災害救助現場用ロボットを開発  テムザック    従来の半分にサイズダウン


 ロボット開発メーカーの株式会社テムザック(北九州市小倉北区木町1丁目、高本陽一社長)は、7月17日、一般道路を走行できる新型の災害救助現場用ロボットの開発を発展した。
 これは、北九州市消防局や京都大学など9団体の支援を受け始まったレスキューロボット開発の一環で、災害現場など人が作業できない場所での活動することを目的に開発した。新型レスキューロボットの「T‐53援竜」は、初代「T‐5」、2代目「T‐52援竜」に次ぐ3代目のレスキューロボットで、2006年8月から開発に着手。2代目の約半分の大きさとなる重量2.95t、全高2.8m、全幅1.4m、全長2.32mとサイズダウンを図り機動性を向上させたほか、ロボット初という車両ナンバーを取得し、一般道路での走行が可能となった。
 同社では、「今後は、北九州市消防局などと協力して耐久性など本格的な実証テストを行い、1日も早い実用化を目指したい」と話している。
 同社は2000年1月設立。資本金は10億5,404万円。従業員数は30人。
 高本社長は、北九州市出身。1956年2月24日生まれの51歳。神奈川大学法学部卒。趣味は旅行。