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過去最高の販売数量で売上高は1・5%増の108億円 イフジ産業第3四半期


利益は2ケタ台の伸び

粕屋郡粕屋町戸原東2丁目の業務用液卵メーカー・イフジ産業㈱(藤井宗徳社長)の19年4~12月期連結決算は、売上高が前期比1・5%増の108億5600万円、経常利益が同24・4%増の7億9600万円となった。  営業利益は同24・9%増の7億7800万円。純利益は同19・2%増の5億1900万円だった。主力の鶏卵関連事業では液卵の販売数量が前年同期比4・4%増となり、第3四半期で過去最高をマーク。液卵売上高は、同1・6%増の92億3000万円となった。加工品売上高は、ゆで卵や仕入販売の増加などで同7・3%増の4億1300万円。その他の売上高が同23・2%増の3億6600万円。鶏卵関連事業全体の売上高は同2・5%増の100億1100万円となった。セグメント利益は、販売数量の増加や高付加価値商品の販売増、製造コスト削減などで同31・6%増の7億5600万円と伸びた。  子会社の日本化工食品㈱の調味料関連事業では既存商品の販売減少やスナック菓子向け商品の採用が少なかったことなどで、売上高は同7・7%減の8億6500万円。セグメント利益は主に売上高の減少で、同70・7%減の1000万円となった。

 通期業績と配当予想を上方修正

また、同社は鶏卵関連事業で販売数量が好調に推移していることや高付加価値商品の販売増などで、通期の業績予想と期末配当予想を上方修正した。  通期予想では連結売上高を昨年5月8日の当初予想を7億3600万円上回る前期比4・7%増の143億5300万円に修正。経常利益は1億1700万円上回る同15・5%増の9億5700万円。営業利益は1億400万円上回る同15・7%増の9億3300万円、純利益は6000万円上回る同12・6%増の6億2100万円に修正した。また、通期業績予想が前回予想を上回る見込みとなったことから、期末配当予想を当初の9円から11円に修正。中間配当を合わせた年間配当は20円となり、前期と比べ3円上回る見込みとなった。

2020年3月3日発行