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運用利回り低下、資金運用収益減で減収  筑邦銀行    不良債権減少で経常は黒字化


 株式会社筑邦銀行(久留米市諏訪野町、佐藤清一郎頭取)の2010年3月期連結決算は、経常収益が前年同期比1・8%減の185億81百万円、経常利益は前年の26億9百万円の赤字から10億44百万円に黒字転換した。
 証券市況の回復で有価証券の売却益が増加したが、運用利回り低下で貸出金、有価証券などの資金運用収益が減少し、経常収益は減少。一方、経常費用は営業経費が増加したが、資金調達費用の減少に加え、有価証券の損失、不良債権の処理費用が減少し、前年度比40億7百万円減少の175億36百万円となり、経常利益は前年の赤字から黒字転換した。
 今期は企業の設備や雇用などに対する調整圧力が残っていることから、経常収益が3・3%減の179億5千万円、経常利益が53・1%増の16億円を見込んでいる。