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連結純利益は約265億円で前期比42%減 安川電機第3四半期
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週刊経済2026年1月21日発行号
売上案件ミックスなどで減益
モーションコントロール・ロボット開発、システムエンジニアリングなどを手掛ける㈱安川電機(北九州市八幡西区黒崎城石、小川昌寛社長)は1月9日、2026年2月期第3四半期(2025年3月~11月末)連結決算で売上収益が前年同期比0・4%増の3952億2700万円、営業利益は同3・3%減の331億9500万円、純利益は同42・4%減の264億8900万円となった。なお、親会社所有者に帰属する四半期利益は同43・8%減の255億4400万円。
国内においては、上期以降堅調さを維持している電子部品市場に加え、半導体市場もAI関連の投資がけん引する形で期後半から回復傾向に推移。中国および韓国では自動車市場における堅調な設備投資需要が継続しており、一般産業分野における自動化需要もグローバルで底堅く推移しているという。一方、国内および米州(アメリカ、カナダ、メキシコ、ブラジル)、欧州の自動車市場における設備投資需要は、トランプ関税による影響で軟調に推移。そうした環境下で新規受注の確保や受注残の正常化を進めた結果、前年同期を上回る売り上げとなったが、ロボットセグメントにおける売上案件ミックス(採算性の高い案件と低い案件の割合)悪化の影響などで減益となったほか、前年同期に計上した煙台東星磁性材料股份有限公司の株式一部譲渡に伴う株式譲渡益、残存株式再評価益の反動減が減益に影響した。
セグメント別では、モーションコントロールの売上収益は前年同期比4・2%減の1708億5300万円、営業利益が同2・4%増の163億7900万円。ロボットの売上収益が同7・3%増の1830億3800万円、営業利益が同3・9%減の154億8400万円。システムエンジニアリングの売上収益が同3・5%減の268億1500万円、営業利益が同9・6%減の27億3千万円。
同社では上期の実績や今後の受注環境が改善傾向にあることから、連結業績予想は通期売上収益5250億円(昨年10月公表)、営業利益480億円(同)、親会社所有者に帰属する最終利益370億円(同)に据え置く方針。

