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連結売上高は16・4%増の2137億4200万円 ワールドホールディングス


週刊経済2024年2月27日発行号

3期連続で過去最高業績

人材教育・不動産事業、㈱ワールドホールディングス(福岡本社・福岡市博多区博多駅前2丁目、伊井田栄吉会長兼社長)の2023年12月期連結決算は、売上高が前期比16・4%増で初の2千億円台となる2137億4200万円、経常利益は同14・8%増の102億5100万円で初の100億円台、4期連続の増収増益で、過去最高業績を3期連続更新した。
当期は主力の人材教育事業、不動産事業の売り上げが大幅に伸びたことで増収、営業利益は16・1%増の103億6500万円、当期純利益は16・2%増の62億400万円だった。
セグメント別の売上高を見ると、人材教育事業で製造関連のプロダクツHR分野は半導体市場の低迷によるオーダー減があったものの、自動車業界をはじめとした他業界への対応によって14・3%増の1012億4600万円、同じく人材教育でサービス関連のサービスHR分野は物流関連の回復、接客販売部門の伸長などで29・1%増の571億5700万円、不動産事業は、マンションの引渡しが順調に進み、12・8%増の429億600万円、モバイルショップ運営などの情報通信事業は8・2%減の77億1000万円、農業公園事業は9・4%増の47億2100万円だった。
今期、人材教育事業では半導体業界の回復や昨年グループに入ったヤマト・スタッフ・サプライ㈱の業績寄与等で増収を見込んでいるが、不動産事業で慎重な展開を予定していることなどで減益を予想、連結売上高は17・9%増の2520億8500万円、営業利益は13・1%減の90億300万円、経常利益は15・9%減の86億2200万円、当期純利益は23・6%減の47億3800万円を見込んでいる。