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連結売上高は13・3%増の2422億2600万円 ワールドホールディングス


週刊経済2025年3月5日発行号

不動産販売減で5期ぶり減益

人材教育・不動産事業、㈱ワールドホールディングス(福岡本社・福岡市博多区博多駅前2丁目、伊井田栄吉会長兼社長)の2024年12月期連結決算は、売上高が前期比13・3%増の2422億2600万円、経常利益は同16・6%減の85億5100万円で増収減益となった。

当期は、能登半島地震や自動車業界の稼働停止などもあり厳しいスタートだったが、主力の人材教育ビジネスは複数業種へ展開している強みを生かし増収増益となった。一方、不動産ビジネスで前年に引渡しを前倒した物件の影響により5期ぶりの減益、営業利益は17・1%減の85億9300万円、当期純利益は19・7%減の49億8100万円だった。

セグメント別の売上高は、人材教育事業で製造関連のプロダクツHR分野は9・0%増の1103億4700万円、同じく人材教育でサービス関連のサービスHR分野は一昨年グループに加わったヤマト・スタッフ・サプライ㈱の業績寄与などでは38・0%増の788億5300万円、不動産事業は9・4%減の388億6300万円、モバイルショップ運営などの情報通信事業は12・9%増の87億300万円、農業公園事業は15・6%増の54億5700万円だった。

今期、連結売上高は16・2%増の2814億3900万円、営業利益は18・5%増の101億7900万円、経常利益は9・4%増の93億5600万円、当期純利益は8・2%増の53億8900万円を見込んでいる。