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輸出額は0・9%増の6兆338億円 九州経済圏上半期分貿易概況


週刊経済2025年8月6日発行号

門司税関調べ

門司税関(北九州市門司区西海岸1丁目)が7月17日に発表した「九州経済圏貿易概況(速報値)」によると、令和7年上半期の九州経済圏(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島、山口、沖縄)の貿易総額は輸出額が前年同期比0・9%増の6兆338億円で9期連続のプラス、輸入額が5・5%減の5兆652億円で4期連続のマイナスだった。
輸出と輸入の差引額は56・1%増の9686億円で4期連続の輸出超過となった。輸出額の増加を品目別にみると、1位が船舶で14・1%増の3079億円、2位は半導体等製造装置で6・7%増の4978億円。最も減少したのは自動車で、3・4%減の1兆6048億円となった。輸入額では、増加1位が重電機器で95・7%増の575億円。最も減少したのは石炭で32・7%減の3553億円だった。
主要地域別の動向については、アジアへの輸出が1・0%減の3兆6422億円、輸入が3・5%減の2兆1324億円。中華人民共和国への輸出は8・1%減の1兆1615億円、輸入が1・2%減の7772億円。大韓民国への輸出が10・0%増の9189億円、輸入が3・7%減の2583億円。アメリカ合衆国への輸出が20・6%減の6869億円、輸入が2・8%増の3570億円。EU(欧州連合)への輸出が3・7%増の3997億円、輸入が19・7%増の1645億円。中東への輸出が約1・5倍の3191億円、輸入が5・5%減の1兆1935億円。(表参照)
為替レートは149・47円/ドル(2024年上半期は150・89円/ドル)