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輸出額は半導体等電子部品の増加で536億円  福岡空港12年3月貿易概況    輸入額は296億円


 福岡空港税関支署がまとめた12年3月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は前年同月比1・1%増の536億円となり、2カ月ぶりのプラスとなった。一方輸入総額は、同2・8%増の296億円で4カ月連続のプラスとなった。
 輸出増は、半導体等電子部品(269億円、同43・2%増)などが増加したため。主力品目のICは、数量が同31・3%減の4億3百万個で10カ月連続のマイナスとなったが、価額は同61・3%増の232億円で8カ月連続のプラスになった。地域(国)別ではシンガポール(93億円、同11・3%増)が増加し、6カ月連続の地域トップとなった。またアメリカ(47億円、同1・3%増)、韓国(72億円、同23・6%増)も増加した。一方、中国(66億円、同12%減)、台湾(62億円、同9・1%減)は減少した。
 輸入増は、半導体等電子部品(131億円、同35・3%増)、音響・映像機器(28億円、同34・6%増)が増加したため。主力品目のICは、数量が同2・2%減の1億15百万個と5カ月ぶりのマイナスとなったが、価額は同62・4%増の118億円で7カ月連続のプラスになった。地域(国)別では、中国(64億円、同6・9%減)は減少したが、22カ月ぶりの地域トップとなった。また台湾(46億円、同39・9%減)、タイ(15億円、同48・6%減)も減少。一方韓国(58億円、同28・6%増)、アメリカ(7億円、同6・8%増)は増加した。