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輸出額は半導体等電子部品が大幅に増加  福岡空港12年4月貿易概況    輸入も増加


 福岡空港税関支署がまとめた12年4月分の福岡空港貿易概況(速報値)によると、輸出総額は前年同月比14・7%増の528億円となり、2カ月連続のプラスとなった。一方輸入総額は、同21・2%増の286億円で5カ月連続のプラスとなった。
 輸出では、半導体等電子部品(264億円、同50%増)が増加した。主力品目のICは、数量が同24・4%減の4億個で11カ月連続のマイナスとなったが、価額は同62・3%増の227億円で9カ月連続のプラスになった。地域(国)別ではシンガポール(119億円、同72・3%増)が増加し7カ月連続の地域トップとなったほか、韓国(81億円、同44・7%増)も増加した。一方中国(62億円、同9・8%減)、台湾(58億円、同1・5%減)、アメリカ(36億円、同9・8%減)は減少した。
 輸入では、半導体等電子部品(114億円、同31%増)、音響・映像機器(26億円、同2・2倍)が増加した。主力品目のICは、数量が同47・7%増の1億35百万個と2カ月ぶりのプラスとなり、価額は同53・2%増の百億円で8カ月連続のプラスになった。地域(国)別では韓国(58億円、同14・4%増)が増加し3カ月ぶりの地域トップとなった。また中国(57億円、同6・7%増)、アメリカ(24億円、同33・1%増)も増加した。一方台湾(47億円、同17・8%減)、タイ(11億円、同21・5%減)は減少した。