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輸出は半導体増加で13カ月連続プラス  福岡空港貿易概要4月    韓国が大幅増


 福岡空港税関支署がまとめた08年4月の福岡空港貿易概要(速報値)によると、輸出総額は約653億円、前年同月比15%増となり、13カ月連続のプラスとなった。
 主な要因としては、輸出額の大半を占める半導体等電子部品と化学薬品が、それぞれ309億円で同14・8%増、92億円で同22・6%増となったため。一般機器(39億円、同8・8%増)、事務用機器(24億円、同42・9%増)、電気回路等機器(23億円、同3・4%増)も増加した。主力品目のICは、数量が6億9700万個で同15・8%増と、5カ月連続のプラスとなり、価額も262億円で同20・5%と、7カ月連続で増加した。地域(国)別では、中国(122億円、同0・3%増)、韓国(119億円、同73・2%増)、台湾(97億円、同26・4%増)、フィリピン(53億円、同5・1%増)が増加したが、アメリカ(44億円、同19・6%減)は減少した。

 輸入は音響・映像機器等増加で2カ月連続のプラス

 また輸入は470億円(同37・1%増)で、2カ月連続のプラスとなった。
 主な要因としては、半導体等電子部品、音響・映像機器が、それぞれ217億円で同51・9%増、30億円で38・5%増と増加したため。主力のICは数量が7800万個で同29%増と10カ月連続のプラス、価額も194億円で同57・3%増となり、2カ月ぶりのプラスとなった。地域(国)別では、韓国(136億円、同3・7倍)、台湾(90億円、同2・3%増)、アメリカ(73億円、同73・5%増)は増加し、中国(86億円、同0・0%)は横ばいしたが、タイ(22億円、同0・4%減)は減少した。